スマートフォンで需要拡大中の「導電糸」って何?


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スマートフォンで需要拡大中の「導電糸」って何?

 

導電糸

2012年頃からスマートフォンの人気が高まり、所持率もグンと伸びています。そうなれば、当然その周辺アイテムの需要も高まってくるはず。その中でも「導電糸」という電気を通す不思議な糸がジワジワと需要が伸び、スマートフォン用手袋といった布を用いた周辺アイテムが増えています。

しかし普通、糸は電気を通さないはず。では「導電糸」はどうして電気を通すのでしょうか?

電気が流れる糸「導電糸」の仕組み

導電糸は電気が流れる糸のことです。少し光沢があるのが特徴です。この糸はネットショップのスイッチサイエンスさんや特殊素材問屋さんで購入することができます。

 導電糸

羊毛や綿といった、天然の素材で作られた糸は不導体または絶縁体といって、電気が流れない物体です。ところが、導電糸は電気が流れます。電気がよく流れやすい物体を導体といって、主に金属やシャープペンの芯(炭素)などがあります。

導体には自由電子という自由に動き回れる電子がたくさん存在します。自由電子がある決まった方向に一斉に流れると電流になるのです。ところが、冬になると不導体であるはずのセーターを脱ぐとき「バチバチ!」と静電気が起こることがあります。電気の流れやすい/流れにくいは物体によりけりですが、電流のもととなる電子はすべての物質が持っているのです。不導体も、こすれて摩擦が起きると電子に偏りができ、一瞬に電子が流れることがあれば静電気という電流が起きます。

逆に金属はいくら擦ったって電子は自由に移動できるので静電気は起きません。

導電糸は電気を通す炭素の粒子を混ぜて作られた合成繊維で、精密な電子部品を作る人の作業着などに使われている糸です。導電糸を編み込むことで電子の逃げ道が生まれ、静電気を防ぐことができるのです。

 

 参照文献

このコンテンツは雑誌『理科の探検別冊 ~丸ごと自由研究特集号~ 2012年 08月号』「“導電糸”で手作りスマートフォン用手袋」に加筆・修正したものを提供して頂きました。

参考リンク:観る・知る・遊ぶ 理科の楽しさを実感!! – RikaTan 理科の探検

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