実は2種類!?学校のチョークの見分け方。
- By hiroe
- 2013年8月20日
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今学校に通っている人も、随分昔に通っていた人も、老若男女みんなお世話になっている学校のチョーク。実は学校で使用されているチョークは2種類あるって知ってました? 今回は、この2種類のチョークを見分ける実験をしてみました。
目次
あなたの学校はどっちのチョーク?
多くの学校で使用されているチョークは2種類あります。一つは「炭酸カルシウムCaCO3」でできたチョークです。もう一つは「硫酸カルシウムCaSO4」でできたチョークです。炭酸カルシウムは貝殻や卵の殻の主成分、硫酸カルシウムは石膏(せっこう)の主成分です。
あなたの学校のチョークはどちらでしょうか? パッケージを見れば一目瞭然ですが、あえて答えに走らず、科学的に調べてみるのも面白いでしょう。
1.持ってみよう!
手に取ってみると、重さが断然違います。炭酸カルシウムでできたチョークの方が重いです。
2.水に入れてみよう!
2種類のチョークをそれぞれ水の入っているビーカーに入れて見ましょう。すると様子が異なります。
硫酸カルシウムのチョークはいったん水に浮いてから、そのままの形でゆっくりと沈んでいきます。ところが炭酸カルシウムのチョークはすぐに下に沈みます。
しかも!炭酸カルシウムは粒子がばらばらになっしまいます。
3.塩酸に入れてみよう!
2種類のチョークをそれぞれ塩酸の入っているビーカーに入れてみましょう。
硫酸カルシウムのチョークに変化はありません。
ところが炭酸カルシウムのチョークは塩酸に入れた瞬間に、塩酸と反応を始め気体が発生してチョークが溶けていきます!!
4.ガスバーナーの火で焼いてみよう!
2種類のチョークをそれぞれガスバーナーの火で焼いてみましょう。このときヤケドに注意しましょう。
硫酸カルシウムのチョークは変化がありません。しかし、炭酸カルシウムのチョークはチョークが焦げ、貝を焼いた時の臭いが発生します。
あとがき
1~4の実験で、チョークの物質の違いがはっきり分かります。塩酸との反応やガスバーナーで焼くことにより、一方が炭酸カルシウムでできたチョークであるという確認ができます。
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